2005年9月26日 日常
ここ最近、いつにも増してよく泣くようになった。

昨日もおカズちゃんと電話で話してて泣いてしまった。
(内容はきっとおカズちゃんが書くかと思われ(ぇ

嬉しいとき・悲しいとき・怒ったとき・寂しいとき。

痛みを感じたときも涙が出る。

泣けるって、とっても大事なこと。
感情が溢れて涙に変わる。
それは心にも、体にも良いこと。

ずっと前に書いたけど、私は離婚の経験がある。
離婚したくなかった私は独りになってしばらくの間とても苦しかった。
食事も喉を通らず、毎日毎日泣いていた。
実家に戻ることが出来なかった当時の、急いで引っ越した小さなアパートで、毎日。
勿論体重もガタ落ち、一気にどんどんやつれていった。
ふた月ほど経つと、いい加減涙も出なくなったし生活しなきゃと仕事も探し出した。

職に就いてバタバタと過ぎていく日々の中でもやっぱり、ふとした瞬間に思い出しては悲しくなった。
でも、涙は出なかった。
どんなに悲しくても出ない。
悲しいときだけじゃなく、何があっても出ない。

泣けなくなった。

夜中に目が覚めて彼(旦那)のことを思い出して胸が苦しくなっても。
家族に嬉しいことがあって、それが泣くほど嬉しいことであっても。
テレビで思わず胸を締め付けられるような映像を見ても。

泣けなかった。

泣きたくても泣けなくて、小さく嗚咽だけが続く。
息が苦しくて胸が痛くて、その痛みで胸元を強く握り締める。

家に一人でいるのが嫌で、殆ど毎晩どこかへ車を走らせては明け方帰って眠りにつく。
そんな生活を何ヶ月も繰り返していた。
静かな部屋にいるのは嫌。
彼との生活を思い出すような家具がある部屋で過ごすのは嫌。
疲れて倒れるように眠り、数時間の後仕事へ行く。
当時、あの部屋にいた時間は、一日で恐らく5〜6時間程度。
勿論、睡眠時間を含んで。
ひどいときは朝、入浴と着替えだけに帰って来てまたすぐ仕事に行く、なんてこともあった。
暗がりで泣けずに痛みに耐えるほうがよっぽど辛かった。

一年が過ぎ、二年過ぎ、少しずつ涙が戻ってきた。
それでも声を出して泣くことは無く、静かに、誰にも聞こえないように・・・。
姉には、「あんたそんな風に泣くの?」と驚かれた。
彼女はいつだって(子供の前以外)声をあげて泣く。
私は中学生くらいからそんな泣き方が出来なくなっていたし、泣けなかった時間が長すぎて泣き方を忘れてしまっていたから。


そんな時期があったから、今、ぼろぼろと泣けることがとても嬉しい。
喧嘩したり、悲しくて泣くのは嫌だけど、泣けないよりはずっといい。
泣いても、受け止めてくれる人がいるって、本当に嬉しい。

涙って枯れちゃうけど、時間が経てば、そして守ってくれる人がいればまた溢れてくる。

泣ける女で良かった。

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